オランダ通り
表町商店街の隣をはしる“オランダ通り”は、なんとなく居心地がいい。
赤レンガが敷き詰められた通りには、マニアな店を含め
色々なお店が立ち並ぶ。
しかし、この名前の由来をご存知だろうか?
じつは、「オランダおいね」こと楠本イネが
医術修行した地をはしっていることから命名されたそうだ。
楠本イネの父は、日本に西洋医学を広めたとされるあのシーボルトである。
そして、イネ自身は日本人女性として
はじめて産科医として西洋医学を学んだ人。
つまり、日本最初の女医といっても過言ではない。
パイオニアはたいてい叩かれるもの。
ましてや、女性の社会進出が認められていなかった
幕末から明治という激動の時代に
ハーフとして生まれた苦労は相当だったことは間違いないだろう。
女性の社会進出のパイオニアにゆかりのあるオランダ通り。
ここには、岡山の女性の知性と強さのルーツがあるような気がする。



